島ぐらし郷土料理紀行

長崎の離島「壱岐」に郷土料理修行してきました。今は東京と島を行ったり来たりしつつ、東京の人に郷土料理を通して壱岐を知ってもらおう活動中。 職人堅気な渋い親父さん、チャキチャキの女将さん、東京から島に嫁いだ若女将と、東京っ娘akk^o^の活き物語りです。毎日いろんな旨い物や人々との出会いと発見があります。

グルメお取寄せ - 壱岐もの屋

親父さんとakko

今日は串焼きを親父さんに教えてもらった。
もう強風と雪でお客さんも来なかったし早めに帰れるかなーなんて
思ってたら、「今から串焼き教えてやるから鴨をおろしちょけ。」とのこと。

あ、私は親父さんに可愛がってもらってるとお伝えしましたが、
都会の親が子供を猫っ可愛がりして甘やかす様なもんじゃないです。

こないだなんて鯛おろしてて指がエラに引っかかって
抜けないわ痛いわモゴモゴしてたら
「旨いもん食うのにエラごときでうるさいこと言うな」だって!

ヤガラの刺し盛作ってる時も「できたー♪ばんざーぃ.gif」って喜んでたら
「そん遅かば客が逃げよる」と駄目出しが!(苦笑)

でもakkoが親父さんにねばり強く食らいつくので面白いもよう。
akkoの包丁を研いでくれたり、最後の片づけの時は
焼酎片手に機嫌良く見ているよ。

親父さんはリチャード・ギアと田中邦衛を2で割った様な面持ちです。
来るモノ拒まず、去る者追わず。

だから平山家に来たお嫁さん達にも料理を体験させたものの、
「私食べるの専門なんです〜。」と
言った彼女達にはその後一切料理の手ほどきをしてないそうだよ。

親父さんはakkoの泣き言はシカト。
必ず最後までやらせて、「根いるけもうやりたくなかろ?」と聞く。
「やりたくありません」と言ったら、もうその先に教えはなくなるのである。

だから手を傷だらけにしても「またやらせて下さい。」というと
「よし」とだけ言うよ。

だからいくらでも楽しようと思ったら楽できる。
でもそこにはただ単調な仕事があるのみ。

今日は鴨串を焼ながら
「私ってやはりトロイですかねー。息子さん達は才能があると
皆さんからうかがいました。」と話をすると、

「いくら才能があっても、魂が無かばダメよ。
結局最後に勝つのは根をもった奴よ。

お前は根気と魂がある。
だからこのまま努力すればきっと良い料理人になるけん。」

と言ってもらえたよ。
美味しいモノを最高の状態でお客さんに食べてもらいたいという
心意気と、それに努力を惜しまないことだそうだよ。

わりと厳しく寡黙な親父さんにそう言ってもらえてまたまた
ガンバローと元気が出たakkoなのでした。

ちなみに親父さん。
「ま、ワシは才能も魂も共に備わった人間やけんねー。」
だって。
わはは。

日時: 2005年12月22日 17:06

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