島ぐらし郷土料理紀行

長崎の離島「壱岐」に郷土料理修行してきました。今は東京と島を行ったり来たりしつつ、東京の人に郷土料理を通して壱岐を知ってもらおう活動中。 職人堅気な渋い親父さん、チャキチャキの女将さん、東京から島に嫁いだ若女将と、東京っ娘akk^o^の活き物語りです。毎日いろんな旨い物や人々との出会いと発見があります。

グルメお取寄せ - 壱岐もの屋

今日は涙もしたりして

壱岐特産物ネットショップ「壱岐もの屋」厨房には
3人のスペシャリストおばちゃんが居るよ。
その中の一番小さいおばちゃんで江坂さんていう人が居ます。

他の2人のおばちゃんが漁師町出でしゃがらしく面白いのと反対に、
もの静かな人でakk^o^の面倒見が良く優しい人です。

あまりに腰が低いので3人の中で一番最近入ってきた人なのかと
思ったら、実は一番古くから壱岐もの屋で働いているとのこと。

今日は江阪さんと2人きりでイカの皮むきしてました。
したら急に江阪さんがポロポロ涙を流すので、ビックリ。

え?え?
akk^o^なんかしたと???

「いやいや、そうじゃなか。私も色々あってね…。」
とお話を始めたよ。

実は春に江坂さんは旦那さんを亡くされたばかり。
大腸癌でとのことなのだけど、死因は医療ミスだったのだそうだよ。
簡単に治ると言われ手術したところ、急に様態がおかしくなり亡くなってしまったのだそうだよ。

そのことが悔しくて、ずっとずっと家に隠りきりで泣き続けて
目も見えないくらいになったのだそうだけど、
心配した平山旅館の女将から「泣いてばかり居ないで
気も紛れるだろうからまた働きなさい」といわれ
夏からまた働き始めているのだそうな。

でも時々わっと思い出してしまってダメなのだって。
去年の今頃は仕事が忙しくて早く旦那さんの元に帰ってあげられなかったなとか、思い出すとまた後悔の涙が溢れ…。

そんな話を聞いて涙もろいakk^o^までジワリ…。
「悲しいお気持ちは私が替わってあげられないかもしれませんが、
そんなに思い詰めないで、その後悔を払拭すべく私に色々教えて下さい!!」って、ちょっと強引な展開なこと言ったら

江坂さん、クスッと笑って
「私はなんもできんとよ。アッコちゃんおもしろかねー。」

「壱岐は私にとって何もかもが初めてのことでわからないことだらけです!私にとっては全て勉強です!」
って、江坂さんと手と手を取り合おうとしてたところに、サッチン登場。

「akk^o^ちゃん、鴨の毛引き行ったってー。」

おっと、そうだった。
今日は親父さんの撃ってきた鴨の処理を体験するんだった。

それにしてもサッチンたら何ちゅータイミングで入ってくるんだろ!

って、江坂さんと顔を見合わせてクスリとしたのでした。

壱岐は今日雪が降りました。
玄界灘の風、とても寒いですが平山旅館と壱岐もの屋のハートは少しばかり温かいもようです。

日時: 2005年12月12日 14:52

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