壱岐一ヶ月目。親父さんより
「お父さん、akkoは壱岐に来て一ヶ月が経ちました。」 そう言うと
「そうや.,,もう一ヶ月か。今日はこれをやり。」
と親父さんはトラフグの皮をakkoに渡した。
フグの剣引き(トゲ削ぎ)。
以前にも書いたが最も地道且つ根気のいる仕事である。
前回は1時間近くかけて剣を削いだが、今回は少しコツを掴んで
時間も短くなったかな。
「それで一杯やろう。」
そんなわけで今夜はakkoの反省会である。
この一ヶ月色んな方と出会い色々壱岐の味を見て楽しんだが、
今月からもっと郷土料理の勉強をする時間が欲しい。
今の昼:壱岐もの屋の手伝い、夜:旅館の厨房とやっていると
ただの手伝いだけで時間が過ぎていて、自分には時間が無く
(あと5ヶ月しかなく)正直焦っている旨を言った。
実際壱岐もの屋で商品の袋詰め作業の時間の割合も結構あり、
自分にとってその時間が惜しいのだった。
こんなことをあと5ヶ月やり続けたら何も修得することなく
東京に戻らなければならない不安に駆られていた。
「今のあんたに必要なもの。それはスピードだ。」
親父さんはこう切り出した。
「壱岐もの屋の袋詰めだって生業の大事な仕事の1つ。
それで時間がないと、勘違いするのではない。
袋詰め、魚鶏さばき。
同じことをやるのでも今の半分の時間でやれ。
そうしたら倍の時間ができる。
あと5ヶ月じゃなくあと10ヶ月の時間ができる
もっと魚も鶏もさばけるし、空いた時間で郷土料理を習うこと、
誰が文句言おうが。
今月サチ(サッチン)がまた大きな仕事をとってきた。
だから鯛も鴨もたくさんやる。
とにかく数をこなしてスピード。
あと5ヶ月、ちゃんとワシがやってやるけん。
そん心配するな。」
親父さんは今日のフグの剣引きの時間も密かに計っていた。
30分はかかっていたそうだ。
それを15分にだ。
サッチンに壱岐もの屋の仕事を減らしたいと言おうとしていた
傲慢な自分。目から鱗が落ちました。
そう、スピードだ。
今月の目標は今かかっている作業時間の半分にすること。
これだ。
日時: 2006年01月11日 17:18
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