島ぐらし郷土料理紀行

長崎の離島「壱岐」に郷土料理修行してきました。今は東京と島を行ったり来たりしつつ、東京の人に郷土料理を通して壱岐を知ってもらおう活動中。 職人堅気な渋い親父さん、チャキチャキの女将さん、東京から島に嫁いだ若女将と、東京っ娘akk^o^の活き物語りです。毎日いろんな旨い物や人々との出会いと発見があります。

グルメお取寄せ - 壱岐もの屋

つかめ!

今日はまた3〜10kg級の鯛5匹おろしたよ。
どーにもこうにもハラミが上手くおろせない。 骨に肉つけまくり。
鯛のハラミは絶品&稀少で東京の寿司屋や料亭に行ったら いくらとられるかわからんてのに。

そんなハラミをakkoの拙い包丁でおろすんだから
食い意地akkoとしては、自分の稚拙さを腹が立ってしょうがない。

1gたりとも骨に身をつけたくないと思うのだが、その食い意地が
空回りして鯛を無惨な切り身に変えてしまう元となっている。

今日は昼飯を旅館で食べた。

魚をおろしてる時は夢中で気が付かないが、 旅館に入り箸を握ろうとすると指が利かなくなっていることに 気づく。寒空の中、大きい鯛5匹と出刃で格闘した為手が疲れていたのだろう。
3度も箸を落としてしまった。

親父さんがついでくれた鰤大根を受け取る手から、またもや血が噴き出している。包丁でまた親指をやっちまってたらしい。
慌てて手を引っ込める。

仲居さんが「今夜の晩飯はakkoちゃんがおろしてくれた鯛のアラ鍋よー。
嬉しいわー。akkoちゃんあまり上手くならんとよー。」なんて言ってる。
もちろん旅館の人は単純に骨に身がより付いた鯛鍋を食べれるのが嬉しいだけなんだけど、akko本人はそう言われて悔しくてしょうがない。

利かなくなった手を机下でグーパーやって動くように慣らしながら
皆と適当に話を合わせていた。
その間、親父さんは何も言わない。

そして「鯛の頭やるけん、すぐ来い。」とakkoを連れ出した。

「また左手ケガやりよるね。絆創膏はり。」
と言って先に厨房外のおろし場へ行ってしまった。
鯛頭おろすところ見逃しちゃたまらんと慌てて外に出る。

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「悔しくて仕方なかろう?」と親父さんは言った。

「そん気持ちを持つことが大事たい。、
が、その悔しさを継続することはいかん。
それを消化させなければいけん。」と。

親父さんによると、人とは怠け者なので 悔しい気持ちを持ち続けるだけだと、その感情に慣れて妥協してしまうことが多いという。「もう、いいや。これくらいで。」みたいな。
もしくは変に他人に転換して、あらぬ八つ当たりをしたり恨みを持ったり。

そうならない為に、少しずつでも1つでも良いから
「なんで、ドコが、自分はいけなかったんだろうか」と常に考えることだそうだ。そして次は違う工夫をしていく。

他人にはその微々たる変化がわからなくても、自分自身で日々納得して「つかん」でいくことだ大事なのだと。

焦るな、こなす精神でやるな、つかんでいけ。

いつも親父さんが言う言葉である。

日々何かしらつかんでいきたい。

日時: 2006年01月19日 21:24

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コメント

昨日よりakkoさんの日記を拝見させていただいてます。最初から楽しく読ませていただきました。これからも楽しみにしています。何事も新しく始める時は悩み、大変だと思います。でもakkoさんの決断は素敵です。がんばてってる人にがんばってと言うのもどうかなーと思うのでこれからも楽しんでくださいね。そしていつかお店を開店された時は行きます!!絶対行きます!!壱岐の情報も楽しみのしてます。2月にいらっしゃる双子のお姉様きっとやってくれるはず。結果報告よろしくです。では、またコメントさせてくださいね。

ちぃーちゃんママお久しぶりです!
昨年は私の寿司学校卒業パーティに来て下さりありがとうございました♪
毎日いろいろありますが本人も楽しくやっています。これからも応援宜しくお願い致します♪

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