島ぐらし郷土料理紀行

長崎の離島「壱岐」に郷土料理修行してきました。今は東京と島を行ったり来たりしつつ、東京の人に郷土料理を通して壱岐を知ってもらおうと活動中。 職人堅気な渋い親父さん、チャキチャキの女将さん、東京から島に嫁いだ若女将と、東京っ娘akk^o^の活き物語りです。毎日いろんな旨い物や人々との出会いと発見があります。

グルメお取寄せ - 壱岐もの屋

明日をつむぐ手U 〜暗雲〜

1/14。
壱岐もの屋新年会。
丸谷おばちゃんが欠席だという。

前の日に「新年会に見て♪髪の毛染めてみました♪」と
私達にお披露目してくれたあの黒髪は?

「お父さんが具合悪いって。」と末永おばちゃんが教えてくれた。
お酒好きのおじちゃんが酔っぱらって怪我でもしたのかな?と
その時は思っていた。

そして週が明けてのある日。
いつものように平山旅館厨房外で鯛をおろしていたところ
丸谷おばちゃんが上の壱岐もの屋から階段を駆け下りてきた。

「病院から連絡があったけん。帰るね。」とおばちゃん。

「あ、うん。あ、おばちゃん。
これおじちゃんが元気になるようお吸い物にしてあげて。」と
鯛のハラミのアラを包んで手渡した。
「気を遣わせて悪いね。ありがとう。」と言って去っていった。


夕方。

壱岐もの屋に電話がある。
おじさんは膵臓がよくないので博多に再検査入院が必要だと。

そのことを聞いた瞬間、皆は顔を曇らせた。
膵臓はとても小さくやっかいなのだそうだ。
壱岐もの屋社長サッチンも瞬時悟った顔をした。

もう丸谷おばちゃんは壱岐もの屋に勤め続けることは無理だろうと。

それが2日前のこと。

日時: 2006年01月21日 23:00

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