追い酒盛り
昨日も磯でヘトヘトながらお仕事。
でも旅館はあまり忙しくなかったので早めに上がらせてもらうことに。
「まぁまぁ一杯♪」と親父サンからアラのひれ酒を注いでもらったのだけれど
疲れすぎているからか杯が進まず。
とはいえこれを飲み干さないと帰れないしなー、とグイッと干す。
すると「あと一杯やりぃや。」と親父サン。
「いやいや、もうイイです。帰ります。」
「まぁ、そう言わずに。」
「いや、もう飲めないんです。磯で風邪ひいたみたいなので」
なんてやり取りが繰り返され、結局一口分だけ注がれる。
「こう言うのを壱岐じゃ『追い酒盛り』言うね。帰る人に無理に一杯飲ませる。中にはそれを待ってる人がおるけんね。」
多少強引な習慣だなぁー。
そういや末永おばちゃん宅でも平田先生宅でもそんなやり取りあったのを思い出したよ。「お招きした人が遠慮していたらいかん」という主側の心遣いと言うことになるのかな?
お酒に限らず、壱岐の人は「間際」にお茶を勧める風習もあるよ。
先日山菜採りに行こうとバタバタ支度して出て行ったら、
「待ぃ〜」っておばちゃんがわざわざ追いかけてきたよ。
車に乗り込もうとしているakkoに「まぁまぁ、お茶飲んでから行き!」って!
わざわざお茶飲めって追いかけてくるかぁー!!??
「おばちゃん、akko時間がないんだってば!」
「イイから。イイから。」
良くねーーーーー。
「あんたね、壱岐では出かけ間際に出されたお茶はどんなに時間が無くても飲んでいかんといけんよ。その一杯で命拾いしたってことが時々あるけんね。昔の人はそういうこと言うけん。」
慌てて出かけて事故ることもあるのでお茶を飲んで落ち着いて行きなさいっていう心遣いなのだね。慌ててるakkoは余計気揉みしてしまうけれども(笑)
些細だけれど先人からの優しい風習。
日時: 2006年04月01日 23:36
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