島ぐらし郷土料理紀行

長崎の離島「壱岐」に郷土料理修行してきました。今は東京と島を行ったり来たりしつつ、東京の人に郷土料理を通して壱岐を知ってもらおう活動中。 職人堅気な渋い親父さん、チャキチャキの女将さん、東京から島に嫁いだ若女将と、東京っ娘akk^o^の活き物語りです。毎日いろんな旨い物や人々との出会いと発見があります。

グルメお取寄せ - 壱岐もの屋

節目に訪れる食事処

毎回。なんとなく。居心地良くて。
行きたくなる居酒屋さんはあるよね。

今回はそうじゃなくて。
家族の行事や記念日に必ず行くことにしているお店。
って皆さんにもありかすか?
20060813門.jpg

akko誕生日week。最終日。
今日はakkoのお気に入りの食事処 東京都あきる野にある『橙々庵』に行きました。

ここは。
とにかく風流!!
東京といっても外れだし。自然にあふれているよ。
門もうっそうとした緑に溢れ・・・

建物は江戸時代から十七代続く旧家の土蔵を改造したもの。
重厚な扉を開いた第一室はお会計処とギャラリー。
20060813扉.jpg 20060813ギャラリー.jpg

毎回ガラスや漆器や絵画などで楽しませてくれます。

食事処もカウンタースペースと二階のテーブル席とあるのですが、各スペース乙な窓が小さくあり、そこから眺める庭園がまた目を豊かに楽しませてくれます。
20060813カウンター.jpg
今日は夏らしく、大きな氷がお給仕処に設えてありました。
時々滴り落ちる水滴の音がまた趣き深いよ。


そしてそしてお食事。。。

とにかく風流!
素材も味も器も趣向も!
舌も心も豊かにしてくれるよ。

エビスビールお願いしたら「ハッピーエビス」だった♪
誕生日に縁起がいいね♪
20060813ハッピーエビス.jpg
右の鯛を2匹持っているのがHAPPYな方です。。。

【本日のメニュー¥5,500】

●食前酒 自家製梅酒
●前  菜 観月涼の彩り杉板白木台
         ・石川小芋ウニソース
         ・岩魚の南蛮漬け
         ・青梅甘露煮
         ・じゅんさい豆腐
         ・ミニトマトの蜂蜜煮(ホオズキの中)
         ・瓜と穴子の和え物(竹筒)
20060813前菜.jpg
40cmはあるであろう蓮の上に華やかに盛られています。
蓮もフルプルした水滴がかかってたりして涼しげでした。

そして椀もの。
20060813椀.jpg

このシャンパンゴールドの椀にどんな料理が彩りされているか。
創造できます???

●椀  盛 枝豆すり流しクリーム豆腐 小メロン 岩茸 小梅 海老葛うち
20060813椀中.jpg
華やかな彩椀に暗い色を創造るすのはナンセンス!
シャンパンゴールドに負けない鮮やかなグリーンの枝豆スープが目に飛び込んできました。
そして更に明るい気持ちになったよ。
魔法にかけられたみたいだね☆

●造  り 紅マス 岩魚 小ナス (レモン醤油にて)
20060813刺身.jpg

●凌  ぎ 雪鱈昆布〆 ゆがり寿司色茗荷
20060813凌ぎ.jpg
またまた蓮が水滴で艶っぽく演出されていたよ。
今日のギャラリーが蓮の画展だったから、それに合わせて料理にもテーマがありました。

●焼き物 鮎の塩焼き 山葵酢
20060813鮎.jpg
ワサビ酢ということだったけど、大根おろしでかなり中和されていたよ。
お酢もそう強くなかった。蓼酢でないのが新鮮だったよ。

●焚  合 南瓜の蓮巻き湯葉
20060813焚き合わせ.jpg
これもなかなか美味しかった。レンコンにあれだけ上品に味を乗せるのは難しいなと思いました。

●揚げ物 オクラ ナス コーン
20060813天ぷら.jpg
コーンが甘くて美味しかったなぁ〜♪

●酢の物 蓮芋 帆立 ラディッシュ しし唐
●止  椀 赤だし 薄揚げ
●飯    蓮根飯 梅干 蓮の実
蓮飯.jpg
蓮ご飯てどんな味するの??
って、あまり蓮のえぐみやアクはなく、小梅と蓮の実のホクホク感が味わえるお品でした。

●水  物 無花果甲州煮 チーズクリームミント
20060813デザート.jpg
イチジクを「無花果」と書くとしってました???
壱岐で謎の樹木があって、葉は生い茂っているのに花が咲かない樹をakkoは不思議に思っていたのだけど、それがイチジクの樹だと知ったのは帰国間際。イチジクは花が咲かないで実が成るの。それを「無花果」と言い当てるなんて感慨深い思いがしたよ。

●お抹茶 羊羹添え
20060813お抹茶.jpg


ここは中庭も心安らぐよ。
20060813中庭.jpg20060813中庭2.jpg20060813中庭3.jpg

節目の食事はちょっと足をのばしてでも。
味だけでなく空間、空気すべてが特別なものでありたいよ。
がむしゃらに忙しい都会の日々でも、こういう心の安らぎと豊かさを持つ時間も大切な気がします。

『橙々庵』はakkoにとって、そんな大切な食事処です。

日時: 2006年08月13日 22:15

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.shimagurashi.com/mt/mt-tb.cgi/335