島ぐらし郷土料理紀行

長崎の離島「壱岐」に郷土料理修行してきました。今は東京と島を行ったり来たりしつつ、東京の人に郷土料理を通して壱岐を知ってもらおう活動中。 職人堅気な渋い親父さん、チャキチャキの女将さん、東京から島に嫁いだ若女将と、東京っ娘akk^o^の活き物語りです。毎日いろんな旨い物や人々との出会いと発見があります。

グルメお取寄せ - 壱岐もの屋

この上ない贅沢

日本人として生まれたからには四季折々の豊かな食を味わいたいものだよ。

その食べる空間が、また季節をゆるゆる感じることができ、食べ物に敬意を表して最高の品格を持たせる器と料理人の丁寧な技術をもってした料理を食することはこの上ない贅沢を感じるよ。

ここ東京都あきる野市『燈々庵』は、そんな贅沢を味わえる空間でございます。
我が家から1.5時間近くかかる東京とはいえ山奥あるのですが、それでも時々日本人としての誇りと幸せを求めてここに来てしまいます。。。


【師走桜懐石お献立】

一、食前酒
自家製梅酒 又は梅ジュース

一、前菜
限りの月大皿各種盛り込み
(青菜の煮浸し、干し柿のクリームチーズ和え、甘子南蛮、
里芋チップス、海老の揚げ、蕪の甘酢漬)

前菜.jpg
いつもそうなのですが、前菜は巨大な大皿に三次元的なオブジェとして登場しお客様の心を躍らせるよ。ちょっと暗くて画像で素晴らしさを表現できずですが。。。


一、椀盛
豆乳仕立て地鶏菊菜 もち銀杏へぎ柚子乗せ
椀.jpg
豆乳を上品なダシでのばすことで、スッと喉を通る椀になっていたよ。

一、造り
岩魚、サーモン叩き

刺身.jpg
大きな土鉢に氷を敷き詰め上に蓮の葉が皿代わりになっているよ。ワサビはなくて、ピンク色の辛子大根を薬味として味わうのがまた一興。


一、中鉢
胡桃豆腐 旨出汁しゼリー

クルミ豆腐.jpg
これ、絶品だった!作り方教えて下さい!って思わず言っちゃった!
器もシャンパンゴールドの角鉢と今時黄色の葛ダシがまた地味な胡桃豆腐を華やかにしているよ。


一、焼き物
山女魚の塩焼き カボス醤油

焼き.jpg
焼き方がまた最高な状態でした。
どうしてあぁホックリ焼けるのでしょうか。。。
この煙はドライアイスか?さにあらず。
炭火の上に杉の葉を乗せて燻しているそうです。

取り皿も美しい!伊賀焼だそうだよ。
焼きA.jpg


一、焚合
天蕪風呂吹き 小松菜 ブロッコリー蟹と椎茸の鼈甲飴 針柚子

ここらで腹がいっぱいになっちゃったよ。。。


一、揚げ物
公魚の香り揚げ、山芋、三つ葉、

天ぷら.jpg
器が土もの、塗り物ときたから次は竹たいね。
山芋の天ぷら旨かぁ〜♪壱岐の自然薯が恋しくなった。。。


一、酢の物
霙和え なまこ キュウリ 古地

su.jpg
壱岐のナマコも旨かっつよ。ナマコはコラーゲンタップリの美容食たい。割り山椒の器がまた地味な素材を華やかに演出しているね。

ところで、「古地」は壱岐で言う「坊風」だよ。
でも、壱岐では「坊風」を採取することは制限されているの!特定の許可のある人しか採取できんとばな!葱類やワサビ等の薬味とはまた違った峻烈な味覚なのだけれどもね。

一、止椀
醤油汁 焼き麩 ナメコ 水菜

一、飯
五穀米せいろ蒸し 舞茸甘煮 香の物三種

飯.jpg
シンプルな五穀米に舞茸の甘煮がアクセントを添えているよ。

一、水物
焼きりんご チーズムース クコの実 ミント
デザート.jpg
「友達の誕生日に来ました」って言ったら素敵な演出をして下さいました。。。♪

最後にお抹茶と甘豆。
お抹茶.jpg

京都出身の友達だからお抹茶のたしなみに細かい指導が入る。
(^、^;)
しかし、そんなちょっとした作法も人を美しくさせるね。

とにかく、献立も器も料理も繊細で丁寧。
それでいて空間とお給仕する方の穏やかな明るさに心和むよ。

ここには、命のあったものを食べる敬意と優しさが溢れています。。。

日時: 2006年12月27日 00:29

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