島ぐらし郷土料理紀行

長崎の離島「壱岐」に郷土料理修行してきました。今は東京と島を行ったり来たりしつつ、東京の人に郷土料理を通して壱岐を知ってもらおうと活動中。 職人堅気な渋い親父さん、チャキチャキの女将さん、東京から島に嫁いだ若女将と、東京っ娘akk^o^の活き物語りです。毎日いろんな旨い物や人々との出会いと発見があります。

グルメお取寄せ - 壱岐もの屋

すり鉢で洗濯

今回の磯は。。。
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あぜ島の外海の方に行ってみました。
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玄界灘に面した浸食の激しいこの岩場は波が高く足場も悪いのですが、ひじきやワカメが多くウニも肥えているようです。身の厚いウニがけっこうとれましたよ♪

お父さんは赤ナマコもGETしていました!
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さて採ったウニは【壱岐もの屋】で平山親父の『ウニの佃煮』を作ることになりました。
海水くらいの濃度の塩水でウニを茹でること10分。
冷ましてから、ウニのトゲを取っていきます。とっていくといっても1本1本刺抜きしたんじゃ日が暮れてしまいます。手が痛いしね。

そこで登場するのがすり鉢。
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直径60cmの大きなすり鉢。
これに半分くらいのウニと少しの水を入れて、あとはすりこぎ棒でガーッとかきまぜていきます。数回水を換えながら。

すると大体トゲが落ちます。
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ハゲちゃびんになったウニ。
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けっこうイメージが変わりますね〜。

これからウニ割りをして内臓ごと取り出し、佃煮風に煮付けます。
ガゼ味噌に使うガゼウニもこうして刺抜きをしてから味噌と擦っていきます。何も洗わないでそのまま殻を割り擦ればいいのにと一つ作業が増えて一見面倒なようですが、ここで刺抜きをすることで、後々の擦り込み作業が随分と軽減されます。

食材を擦るだけでなく、洗濯機の役割も果たす「すり鉢」。
重くてかさばる時代遅れな道具と思うなかれ。

壱岐では鍋ヤカン同様、今も珍重されている大切な調理道具です。

日時: 2008年05月08日 22:02

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