島ぐらし郷土料理紀行

長崎の離島「壱岐」に郷土料理修行してきました。今は東京と島を行ったり来たりしつつ、東京の人に郷土料理を通して壱岐を知ってもらおうと活動中。 職人堅気な渋い親父さん、チャキチャキの女将さん、東京から島に嫁いだ若女将と、東京っ娘akk^o^の活き物語りです。毎日いろんな旨い物や人々との出会いと発見があります。

グルメお取寄せ - 壱岐もの屋

海女の叫び

今日で磯も終わりです。(沼津地区)
特に大きな怪我もなく、おばあちゃんやお父さん、女将さんと磯を終えることができました☆

ところで、本職の海女さん達は夏の終わりまでまだまだウニ採りが続きます。
芦辺市の八幡の方へ行ってみると、レオタード姿の薄着で海に潜る海女さん達の姿に出会います。一般の人はウエットスーツ(防寒着)着用できますが、海女さんは乱獲を防ぐ意味で薄着のレオタード以上は身につけられないのです。

私たちは箱眼鏡くわえて海に浸かるまでで、本職の海女さんだけが泳ぐこと・潜ることの許可がでています。ただ、水深15m〜20mより浅いところは禁漁、海に印の竹が浮かんでおり、その外でしか漁をしていけない等々、細かい決まりがあります。

深い海に2分以上潜って再び浮かび上がる時、水圧と苦しさで腰の辺りまで一気に浮かび上がってきます。そして、深い息を吸い込む時の声が「あ゛ぁ゛ァ゛−−−!」という、なんとも苦しげな大声をあげるのです。

5〜6人の海女さんが交代交代浮かんできて、海底で地獄絵図でも見てきたかのような悲痛な叫び声をあげ、また沈んでを繰り返すその様を見ていると、ちょっと鳥肌がたってくるよ。口語では伝えられない叫び声、仏語の「業」という思想が何となしに浮かびます。

akko   「なんちゅー辛い仕事なんだろうか。」

お父さん「そうね。それで食ってるけんね。」

ところで、壱岐の海女さんというとその芦辺の八幡地区があまりにも有名ですが、郷ノ浦市の渡良にある「小崎」の海女さんだけが、壱岐の島中どこでも漁ができる特権があるそうだよ。(通常は近隣の町くらいまでです。)

平戸藩時代、殿様から土地(田畑)がない小崎の海女さんだけは回って良いという許しがあったのだというよ。


それはそうと、昨日今日といつもブログを読んでくださっている方が愛犬ウニちゃんと2泊3日で平山旅館に泊まりに来て下さっています。愛犬の名前通り、ウニが大好きとのこと。

今夜は先刻とってきたウニやトコブシ、仕掛け筒に入っていた太い鰻を白焼きに、そしてお父さんのとっておいた鴨を炭火焼きにしておもてなし予定!

良い時期にきたねー!

日時: 2008年06月05日 08:58

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